社内SEが暇で不安なときに|理由と、空いた時間の使い方

読者の方

社内SEですが、正直、仕事が少なくて暇な時間が多いです。楽でいいと思う反面、このままで大丈夫なのか不安になってきました。

ぼく

社内SEが暇になるのには、はっきりした理由があります。暇な時間は、使い方しだいで将来の強みにも、不安の種にもなりますよ。

社内SEは、繁忙期と落ち着いた時期の差が大きい職種です。
システムの導入や更新が終わると、問い合わせ対応と定期の保守だけになり、1日の多くの時間が空いてしまうこともあります。
暇な状態が続くと、楽だと感じる一方で、評価されない、スキルが落ちる、会社に必要とされていないのではという不安が大きくなっていきます。

結論から言うと、社内SEが暇になる理由は「システムが安定している」「仕事が外部に任されている」「IT部門に仕事が回ってこない」の3つです。
暇な時間は、業務の改善、学習、社内の困りごとの発掘に使うと、評価と将来の選択肢の両方を増やせます。
何をしても仕事が増えない会社なら、環境を変えることも考えてよいでしょう。

この記事では、社内SEが暇になる理由、暇な状態が続いたときのリスク、暇な時間の使い方を整理します。
そのうえで、上司への相談の仕方、そして暇な職場を離れるかどうかの判断の基準を説明します。

登録1分・完全無料

SE・ITエンジニアにおすすめの
転職エージェント3社

  • 1位 社内SE転職ナビ社内SE求人に特化 ★4.7 客先常駐から社内SEを目指す人向けの専門エージェント 無料で相談する
  • 2位 ギークリー(Geekly)IT・Web・ゲーム業界専門 ★4.8 IT・Web・ゲーム業界に特化。経験を活かせる求人を絞って提案 無料で相談する
  • 3位 レバテックキャリアIT・Web特化 ★5.0 3人に2人が年収70万円アップ。求人53,000件以上 無料で相談する

3社とも相談だけの利用でOKです。費用は一切かかりません。

目次

社内SEが暇になる、3つの理由

まず、なぜ暇なのかを確かめます。
理由によって、暇な時間の意味が変わります。

理由よくある状況暇な時間の意味
システムが安定している導入や更新が終わり、障害や問い合わせが少ない前向きな暇。次の改善を考える時間にできる
仕事が外部に任されている開発や保守を業者に任せ、社内は窓口だけ役割が小さい状態。関わり方を広げる余地がある
IT部門に仕事が回ってこない現場の部署が、ITに相談する習慣がない存在が知られていない状態。自分から動く必要がある

1つ目の理由なら、暇な時間は、それまでの仕事がうまくいった結果です。
2つ目と3つ目の理由なら、社内SEとしての役割が十分に使われていない状態で、そのままにすると評価にも将来にも影響します。

暇な時期と、忙しい時期の波を知っておく

社内SEの仕事には、年度の切り替え、人の異動が多い時期、システムの更新の時期など、忙しくなる時期があります。
暇に感じているのが一時的な落ち着きなのか、1年を通して続いているのかを確かめてください。
過去1年の仕事を月ごとに振り返ると、波の形が見えてきます。

暇な状態が続くと、起きること

暇な時間を何となく過ごしていると、少しずつ次のような影響が出てきます。

  • 新しい技術や仕組みに触れる機会がなくなり、知識が古くなる
  • 成果として示せるものが増えず、評価や昇給につながらない
  • 会社の予算の見直しで、IT部門の人員削減の対象になりやすい
  • 転職を考えたときに、職務経歴書に書ける経験が少ない
  • 仕事への意欲が下がり、忙しい時期に動けなくなる

特に注意したいのは、3つ目と4つ目です。
暇な部署は、会社から見ると人が余っている部署に見えることがあります。
また、何年も同じ状態が続くと、外の会社から見た経験の価値も下がっていきます。

読者の方

楽だと思っていましたが、評価や将来のことを考えると怖くなりますね。

ぼく

怖がる必要はありません。暇な時間があるのは、準備ができるということです。使い方を決めれば、むしろ有利な状態ですよ。

暇であることを、自分を責める理由にしない

暇な時間が多いと、給料をもらっているのに申し訳ない、と感じる人もいます。
ただ、システムが安定しているのは、これまでの仕事の結果であることも多く、暇そのものは悪いことではありません。
大切なのは、罪悪感を抱えたまま時間を過ごすのではなく、使い方を決めて動くことです。
気持ちの持ち方を切り替えるだけで、同じ時間でも過ごし方は大きく変わります。

暇な時間の使い方、4つの方向

暇な時間は、次の4つの方向に分けて使うと、目的を持って過ごせます。

方向具体的な取り組み得られるもの
業務の改善繰り返しの作業の手順を見直す、自動化する成果の実例、評価の材料
社内の困りごとの発掘現場の部署に業務の流れを聞き、改善の案を出す社内での信頼、次の仕事
守りの強化手順書の整備、障害への備え、情報の安全の見直し障害の予防、引き継ぎやすさ
学習クラウド、情報の安全、データの活用などを学ぶ将来の選択肢、資格

4つをバランスよく進めるのが理想ですが、最初は1つに絞って構いません。
会社の役に立ち、成果として見えやすいのは、業務の改善と社内の困りごとの発掘です。

業務時間中の学習は、上司と合意しておく

業務時間に学習をする場合は、上司に一言伝えておくと安心です。
「来年のシステムの更新に備えて、クラウドの基礎を学んでいます」のように、仕事とのつながりを示せば、前向きな取り組みとして受け取られます。
黙って学習していると、周りから仕事をしていないように見えることがあるため、目的を共有しておきましょう。

業務の改善で、暇な時間を成果に変える

暇な時間を使った改善は、自分の評価に直結しやすい取り組みです。

繰り返しの作業を洗い出す

月に何度も行う作業と、1回あたりの時間を一覧にします。

効果の大きいものから選ぶ

回数と時間をかけ合わせ、合計の時間が大きい作業を選びます。

手順を短くする

申請の様式の統一、表計算の関数、簡単な自動化などで作業時間を減らします。

結果を数字で残す

変える前と後の時間を比べ、上司に短く報告します。

自分の作業だけでなく、現場の部署の作業も対象にすると、効果はさらに大きくなります。
たとえば、毎週の売上の集計に3時間かかっている部署があれば、その作業を短くするだけで、会社全体の時間が生まれます。

改善の報告は「何を」「どれだけ減らしたか」「誰の役に立ったか」の3点で書くと、ITに詳しくない上司や経営層にも伝わります。

改善の対象を選ぶときの注意点

改善の対象は、ほかの部署の決まりや、上司が決めた手順に大きく関わらないものから選びます。
影響の大きい手順を独断で変えると、よかれと思っても反発を招くことがあります。
関係する人がいる場合は、変える前に一言相談し、試しに1か月だけ使ってもらう形にすると進めやすくなります。

社内の困りごとを、自分から探しに行く

IT部門に仕事が回ってこない会社では、待っていても仕事は増えません。
自分から現場の部署に出向き、困りごとを聞くことが大切です。

  1. 問い合わせが多い部署や、紙の作業が多い部署を選ぶ
  2. 担当者に、1日の業務の流れと、時間がかかる作業を聞く
  3. すぐにできる小さな改善を1つ提案する
  4. 改善の後に、使った感想を聞いて次の提案につなげる

最初は「何か困っていることはありますか」と聞いても、答えが出てこないことがあります。
「毎週、時間がかかっている作業はありますか」「手で転記している表はありますか」のように、具体的に聞くと話が出てきやすくなります。

読者の方

自分から現場に行くのは、少し勇気がいります。

ぼく

最初の一歩は、よく問い合わせをくれる人からで大丈夫です。話を聞いてもらえるだけで喜ばれることも多いですよ。

1つでも当てはまるなら、一度相談しておくと安心です

  • 今の年収が、同じスキルの人より低い気がする
  • 新しい技術を学んでも、業務で使う機会がない
  • 転職したいが、何から始めればいいか分からない
  • 自分の市場価値を一度知っておきたい

どれも、無料のエージェントに相談すれば1回で解消します。転職を決めていなくても使えるので、まずは気になったところに登録してみてください。

  • 社内SE転職ナビ
    客先常駐をやめて、自社で腰を据えて働きたい人に。社内SEの求人に特化しています。
    無料で相談する
  • ギークリー(Geekly)
    IT業界の中で職場を変えたい人に。IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。
    無料で相談する
  • レバテックキャリア
    実務経験があり、年収を上げたい人に。3人に2人が年収70万円アップを実現しています。
    無料で相談する

しつこい勧誘はありません。費用も一切かかりません。

守りの強化は、暇な時期にしかできない仕事

忙しい時期には後回しになりがちな、障害や事故への備えを進めるのも、暇な時間の大切な使い方です。
問題が起きてからでは間に合わない仕事なので、落ち着いている時期こそ手をつけておきましょう。

  • データの保存と、元に戻す手順を実際に試したか
  • 管理者の権限を持つアカウントを、定期的に見直しているか
  • 退職した人のアカウントが、残っていないか
  • システムが止まったときの連絡先と手順が、紙でも残っているか
  • 使っている機器やソフトの、保守の期限を一覧にしているか

1つ目は特に重要です。
データを保存しているつもりでも、実際に元に戻そうとすると手順が分からない、途中で失敗する、ということは珍しくありません。
年に1回でも試しておくと、いざというときに慌てずに済みます。

一覧を作るだけでも、評価の材料になる

機器やソフト、契約の保守の期限を一覧にしておくと、更新の予算を早めに準備でき、期限切れによる事故も防げます。
こうした一覧は、上司や経営層にとっても、IT部門の仕事を理解する手がかりになります。
作った一覧は共有の場所に保存し、更新の時期が近づいたら知らせる仕組みにしておきましょう。

手順書の整備は、自分が休める職場を作る

手順書を整えておくと、自分が休みを取ったときや、急な体調不良のときにも、ほかの人が対応できるようになります。
社内SEが少ない会社ほど、一人しか分からない仕事が多く、休みにくい状態になりがちです。
暇な時期に、よく行う作業から順に、画面の写しを入れた手順書を作っておきましょう。
作った手順書は、新しく入った人への引き継ぎにもそのまま使えます。

上司に、暇であることをどう伝えるか

暇な状態を上司に伝えるのは、怠けていると思われそうで迷う人も多いでしょう。
伝え方を工夫すれば、仕事を広げる相談になります。

「手が空いています」だけでは、上司も何を任せればよいか困ります。
「いまの運用は安定していて、週に10時間ほど時間が取れます。
この時間で、営業部の集計作業の改善と、手順書の整備を進めたいと考えていますが、よいでしょうか」のように、空いている時間と、使い方の案をセットで伝えてください。

上司から別の仕事を任される場合もありますが、それも役割を広げる機会です。
自分の案が通れば成果を作れ、別の仕事を任されれば経験が増えます。
どちらになっても、黙って暇な時間を過ごすよりずっと前向きです。

暇な時間に学ぶなら、どの分野がよいか

学習の分野は、いまの会社で使える見込みがあり、転職でも評価されやすいものを選ぶと、どちらに進んでも無駄になりません。

分野いまの会社での使い道転職での評価
クラウドシステムの更新や移行の検討多くの求人で経験が求められる
情報の安全アカウントの管理、事故への備え社内SEの求人で重視されやすい
データの活用現場の部署の集計や分析の支援業務の改善の経験として伝えやすい
業務の自動化繰り返しの作業の削減改善の実例として示しやすい

学習した内容は、できるだけ早く、いまの会社の小さな改善で使ってみてください。
学んだだけの知識より、使って結果が出た経験のほうが、社内でも転職でもずっと評価されます。

読者の方

資格の勉強だけで終わらせないことが大事なんですね。

ぼく

そうです。資格は入口として役立ちますが、実際に使った経験とセットになると、説明の説得力が大きく変わりますよ。

暇な会社を離れるかどうかの判断

自分から動いても仕事が増えない、改善の提案が通らない、という状態が続く場合は、環境を変えることも考えてよい段階です。

状態おすすめの判断
一時的に落ち着いているだけ改善や学習に時間を使いながら続ける
提案すると、仕事が任されるいまの会社で役割を広げていく
提案しても予算や承認が下りない期限を決めて様子を見る
IT部門の人員削減の話が出ている転職の準備を並行して始める
何年も同じ状態で、経験が増えていない環境を変えることを具体的に考える

暇で楽な働き方に満足していて、評価や年収に大きな不満がないなら、無理に変える必要はありません。
ただし、その場合も、万一のときに備えて、学習と職務経歴書の更新だけは続けておくと安心です。

迷っている場合は、半年の期限を決めて、改善の提案を3つ出してみてください。
そのうちいくつが実行されたかで、会社がIT部門に何を期待しているかが見えてきます。

暇な時間を、転職の準備に使う場合

環境を変えると決めた場合は、暇な時間を準備に使えるのは大きな利点です。
ただし、業務時間中に転職活動そのものを行うのは避け、学習や経験の整理にとどめてください。

  • 担当したシステム、関わった業者、改善の成果を一覧にする
  • 転職で評価されやすい技術を学ぶ
  • 資格の取得を目標にして学習を進める
  • 休日や業務時間外に、求人の条件や相場を調べる

暇な時期に行った改善や学習は、そのまま職務経歴書に書ける経験になります。
転職を考えている場合でも、いまの会社での改善の取り組みは続けておくと、面接で話せる材料が増えます。

暇な時期と忙しい時期の差を、なくしていく

社内SEの仕事は、暇な時期と忙しい時期の波が大きくなりがちです。
暇な時期に準備を進めておくと、忙しい時期の負担を減らすことができます。

たとえば、年度の切り替えで毎年アカウントの発行や機器の設定が集中するなら、暇な時期に手順書と申請の様式を整え、作業の一部を前倒しで進めておきます。
システムの更新が予定されているなら、現在の設定や利用の状況を先に調べておきます。
こうして波をならしておくと、忙しい時期の残業が減り、暇な時期も目的を持って過ごせるようになります。

波をならす取り組みは、上司から見ても分かりやすい成果です。
「昨年は年度の切り替えで40時間の残業があったが、今年は準備によって15時間に減った」のように示せば、IT部門の計画的な仕事ぶりとして評価されます。

暇でも、評価される社内SEの共通点

同じように暇な時間がある社内SEでも、社内で頼りにされる人と、そうでない人に分かれます。
評価される人には、いくつかの共通点があります。

  1. 自分から仕事を見つけ、上司に案を出している
  2. 取り組みの結果を、数字で短く報告している
  3. 現場の部署の人と、日ごろから話をしている
  4. 障害や問い合わせへの対応が早く、丁寧である
  5. 学んだことを、社内の改善で実際に使っている

どれも特別な能力が必要なものではありません。
暇な時間があるからこそ、こうした習慣を身につける余裕があります。
1つずつ取り入れていくと、社内での見られ方は確実に変わっていきます。

よくある質問

社内SEが暇なのは普通ですか

システムが安定している時期や、仕事を外部に任せている会社では、暇な時間が多くなることはよくあります。

暇な時間に勉強してもいいですか

仕事とのつながりを上司に伝え、合意しておけば問題ありません。
目的を共有しておくと、前向きな取り組みとして受け取られます。

暇だと評価が下がりますか

何もしていないように見えると、評価は上がりにくくなります。
改善の成果を数字で報告すると、評価の材料になります。

上司に暇だと伝えても大丈夫ですか

空いている時間と、使い方の案をセットで伝えれば、仕事を広げる前向きな相談になります。

暇な会社から転職すべきですか

自分から動いても仕事が増えず、経験が何年も増えていないなら、環境を変えることを考えてよい段階です。

まとめ

社内SEが暇なのは、使い方しだいで強みにも弱みにもなる状態です。

  • 暇な理由が、安定・外部への委託・仕事が回ってこないのどれかを確かめる
  • 暇な時間は、改善・困りごとの発掘・守りの強化・学習に使う
  • 改善の成果は、数字で上司に報告する
  • 上司には、空いている時間と使い方の案をセットで伝える
  • 何をしても変わらないなら、環境を変えることも考える

まずは、今週の空いている時間を書き出し、そのうち何時間を改善や学習に使うかを決めるところから始めてください。
暇な時間の使い方が決まると、不安は準備に変わります。

転職エージェント選びで迷ったら、SE転職エージェントのおすすめで、未経験から現役SEまで目的別の選び方をまとめています。

あわせて読みたい

あなたの市場価値を、無料で確かめよう

登録も相談も無料です。応募の義務はありません

転職エージェントは基本的に無料で使えます。1社だけだと紹介される求人が偏るので、気になったところを2〜3社まとめて登録しておくのがおすすめです。

  • 1
    社内SE転職ナビ
    社内SEの求人に特化した転職エージェント。客先常駐から抜けて自社で働きたい人に向いています。
    無料登録はこちら
  • 2
    ギークリー(Geekly)
    IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。今の経験を活かせる求人を絞って提案してくれます。
    無料登録はこちら
  • 3
    レバテックキャリア
    IT・Web特化で求人53,000件以上。3人に2人が年収70万円アップを実現しています。
    無料登録はこちら

まだ使ったことがなければ、まずは社内SE転職ナビから試してみてください。

よかったらシェアしてね!
目次