システムエンジニアが病むのはなぜ?限界のサインと倒れる前にできること

※この記事はPRを含みます

こんにちは!

この記事では、以下の様な疑問を解決します。

読者の方

システムエンジニアの仕事がしんどくて、心がもたない気がします…

ぼく

SEが病みやすいのには、はっきりした理由があります。限界のサインと、倒れる前にできることを解説します!

この記事の内容

システムエンジニアは、心の不調を抱えやすい仕事だと言われます。実際、まわりでも休職した人を一人は知っている、という人が多いはずです。

この記事では、なぜSEが病みやすいのかを仕組みから説明したうえで、限界のサインと、倒れる前にできることを書きます。

先にお願いです。眠れない、食べられない、涙が止まらないといった状態が2週間以上続いているなら、この記事を読むより先に医療機関を受診してください。会社に産業医がいれば産業医でも構いません。判断は、体が戻ってからで大丈夫です。

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眠れない、食べられない、涙が止まらないといった状態が2週間以上続いているなら、この記事を読むより先に医療機関を受診してください。会社に産業医がいれば、産業医への相談でも構いません。キャリアの判断は、体が戻ってからで十分に間に合います。

目次

SEが病みやすいのは、心の休まらない仕組みが重なっているから

システムエンジニアが心身ともにつらくなりやすいのは、本人の弱さのせいではありません。長時間働きやすく、責任があいまいで、休んでも気が休まらない、という仕組みがいくつも重なっているからです。

まわりにも休職した人を一人は知っている、という人は多いはずです。それはこの仕事に、心をすり減らしやすい構造があるからで、あなたが特別に弱いわけではありません。

心がすり減る理由は、4つある

SEのつらさには、よくある4つの原因があります。自分がどれに当てはまるかを知ると、何から手を打てばいいかが見えてきます。

原因どんな状態か
納期は動かないのに、仕事量が増える仕様が増えた分を、自分の時間を削って埋めることになる
責任の所在があいまいなまま詰められる決めていないことでも、遅れの説明を求められる
障害対応で気持ちが切れない休日も携帯を気にして、頭が休まらない
うまくいって当たり前、失敗だけ目立つ返ってくるのは、うまくいかなかったときの指摘ばかり

とくに2つ目は、自分に決定権がないことで責められ続けるうちに、少しずつ「自分が悪い」と思い込んでしまう点が危ないところです。

読者の方

休みの日も、ずっと仕事のことを考えています…

ぼく

それは疲れが取れない状態です。このあと紹介する「紙に出す」だけでも、少し軽くなります。

つらくなりやすい場面は、5つのパターンに分かれる

心がすり減るきっかけには、決まった場面があります。自分がどの場面にいるかを知っておくと、早めに手を打てます。

納期の前に、長い残業が続く

毎日遅くまで働き、休日も出勤する状態が何週間も続くと、眠る時間と心を休める時間が同時に削られていきます。

客先常駐で、ひとり取り残されたように感じる

周りが他社の人ばかりで、気軽に相談できる相手がいない状態です。困っていても誰にも言えないことが、思っている以上に心に負担をかけます。

夜中や休日に、障害の連絡が来る

いつ呼ばれるか分からないと、休みでも気持ちが張りつめたままです。実際に呼ばれなくても、待機しているだけで疲れは溜まります。

お客さんと現場の間で板挟みになる

あいまいな要件のまま作り始め、後から仕様が変わる。急かされる側と不満を言う側の間に立ち続けることが、大きなストレスになります。

「勉強し続けなければ」という焦りが消えない

休むと置いていかれる気がして、仕事のあとも休日も勉強しなければと思い込み、休む時間がなくなっていきます。

限界のサインは、自分ではいちばん気づきにくい

つらさが限界に近づいていても、本人はなかなか気づけません。頑張ることに慣れている人ほど、サインを「まだ大丈夫」と見過ごしてしまうからです。

体に出るサイン
  • 寝つけない、途中で目が覚める
  • 朝起きられない
  • 食欲がない、または食べすぎる
  • 頭痛や胃の痛みが続く
  • 日曜の夕方に動悸がする
行動に出るサイン
  • 朝、駅で足が止まる
  • 連絡を返さなくなる
  • 楽しめていたことを楽しめない
  • 小さなミスが増える
  • 人と話すのが面倒になる

2つ以上が2週間以上続いているなら、我慢する段階ではありません。まず医療機関か産業医、社内に相談窓口があればそこへ相談してください。迷う時点で、受診していいタイミングです。

1つでも当てはまるなら、一度相談しておくと安心です

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倒れる前にできることは、3つある

限界のサインが出る前、あるいは出始めたときにできることがあります。どれも、大きな決断をしなくても今日から試せます。

まず休む。理由は説明しなくていい

有給休暇に理由は要りません。1日でいいので、通知を切って寝てください。限界の人ほど「休んだら迷惑がかかる」と考えますが、倒れたほうが迷惑は何倍も大きくなります。

抱えているものを、全部紙に出す

いま気になっていることを、大小問わず紙に書き出します。書き出すと、たいてい思ったより数が少なく、「自分では決められないもの」が混ざっていることに気づきます。それは持たなくていい荷物です。

仕事を減らす交渉は、優先順位の形で出す

「もう無理です」ではなく、「AとB、どちらを先にしますか。両方は間に合いません」と伝えます。我慢比べではなく、判断を上に返す作業です。

完璧を目指しすぎると、心がすり減る

真面目で責任感の強い人ほど、心の不調を抱えやすいと言われます。すべての仕事を完璧に仕上げようとする考え方は、長く働くうえで大きな負担になるからです。経験の長いSEほど、力の入れどころを上手に分けています。

つい考えてしまうこと力を抜いていい考え方
全部の仕事に100点を取らなければ障害につながる部分に力を注ぎ、社内向けの資料は要点が伝われば十分
分からないことは自分で調べ切らなければ30分考えて分からなければ、誰かに聞く
新しい技術を全部追いかけなければいまの仕事で必要になったものから、少しずつ学べば十分

力を抜くところを決めるのは、手を抜くことではありません。長く働き続けるための技術です。

読者の方

全部ちゃんとやらなきゃ、と思い込んでいました…

ぼく

その真面目さは長所です。ただ、力を抜くところを決めるのも、長く働くための大事な力なんです。

毎日の中で、心を守る小さな習慣

働き方を大きく変えられないときでも、日々の過ごし方で負担を少し軽くすることはできます。ただし、これらは不調を治すものではありません。つらさが続くときは、必ず専門家に相談してください。

  • 仕事の終わりに区切りを作る:パソコンを閉じる前に、明日やることを3行だけ書き出す
  • 寝る前は仕事の通知を切る:緊急の当番でなければ、翌朝の対応で間に合うことがほとんど
  • 体を少しだけ動かす:帰り道に一駅ぶん歩く、昼休みに外の空気を吸う
  • 仕事以外の話ができる相手を持つ:仕事がすべてではないと感じられる場所を作る

つらいときは、話しやすいところから相談する

ひとりで抱え込まないことが、何より大切です。早く相談した人ほど、回復も早いからです。話しやすいところを1つ選んでみてください。

相談先相談できること
産業医・保健師体調の相談。相談内容が本人の同意なく上司に伝わることは基本的にない
社内の相談窓口・人事働き方や配置。上司を通さずに相談できる
信頼できる上司や先輩仕事量の調整をお願いする最初の相手
心療内科・精神科眠れない、気分の落ち込みが続くといった症状
かかりつけの内科心療内科に抵抗があるときの最初の相談先
こころの耳(厚生労働省)働く人の心の健康について、情報や相談窓口がまとめられている

休職することになったら、制度を確かめて段階的に戻る

医師から休むように言われたら、無理に働き続けず、休職を考えてください。休むことは、キャリアを終わらせることではありません。

会社の制度を確認する

休職できる期間や、そのあいだの給与の扱いは、会社の就業規則によって違います。人事に確認するか、就業規則を見てみてください。

健康保険の手当を確認する

会社の健康保険に入っている人は、病気やけがで働けず給与が出ない場合に、条件を満たすと傷病手当金を受け取れることがあります。詳しい条件は、加入している健康保険の窓口に確認してください。

復帰は、急がずに段階を踏む

体調が戻っても、いきなり元の働き方に戻すと、再び調子を崩しやすくなります。医師や会社と相談しながら、短い時間から少しずつ戻していくのが安心です。

環境を変えるかどうかは、元気が残っているうちに考える

人が足りない、見積もりが甘い、決める人がいない。こうした会社側の問題は、個人の頑張りでは変わりません。自分の努力で解決できる範囲を超えているなら、環境を変えるのは逃げではなく判断です。

ただし、本当に疲れ切ってしまうと、転職活動そのものができなくなります。「まだ大丈夫」と思えているうちに、選択肢だけ確認しておくのがおすすめです。すぐに動く必要はありません。

体調が落ち着いてから、残業の少ない会社やチームで支え合う職場を探したくなったら、SE転職エージェントおすすめ|未経験から現役SEまで目的別に解説で目的別の選び方を紹介しています。職場の働き方まで担当者に聞けるので、同じつらさを繰り返さないための情報を集めやすくなります。

休むこと、紙に出すこと以外は、後回しで大丈夫です。外を見たうえで、いまの会社に残ると決めた人もたくさんいます。大事なのは、ここしかないと思い込まないことです。

よくある質問

SEは、うつになりやすい仕事なのですか?

長時間労働や障害対応、板挟みなど、心に負担がかかりやすい場面が多い仕事なのは確かです。ただ、職場や働き方によって大きく変わります。つらいのは仕事の性質か、いまの職場かを分けて考えてみてください。

つらいのは、SEに向いていないからでしょうか?

向き不向きより、いまの環境が合っていない可能性のほうが高いです。同じSEでも、残業の少ない会社や、チームで支え合う職場では、無理なく続けている人がたくさんいます。

休んだら、キャリアに傷がつきませんか?

休職の経験があっても、その後に活躍している人は大勢います。無理を続けて長く働けなくなるほうが、キャリアへの影響はずっと大きくなります。まずは体を守ることを優先してください。

このくらいで病院に行ってもいいのか迷います

迷う時点で受診していいです。眠れない、気分の落ち込みが続くといった状態は、早めに相談するほど回復も早くなります。心療内科に抵抗があれば、まずはかかりつけの内科でも大丈夫です。

会社に心の不調を伝えたら、不利になりませんか?

不調を隠して無理を続けるほうが、結果として長く休むことになりやすいです。まずは産業医や社内の相談窓口に相談すると、配慮してもらえる働き方を一緒に考えてもらえます。伝える相手と内容は、自分で選んで構いません。

家族や友人には、どう話せばいいですか?

「最近眠れていない」「仕事のことを考えると気分が沈む」と、いまの状態をそのまま伝えるだけで十分です。解決策を求めなくても、話すだけで気持ちが少し軽くなることがあります。

回復までの期間を、目安として知っておく

心が削られた状態からの回復には時間がかかります。目安を知っておくと、焦らずに済みます。

眠れる状態に戻るまでが最初の段階です。ここまでで数週間かかることもあります。次に、休日に気持ちが戻る段階、そして仕事のことを考えても動悸がしない段階と進みます。

多くの場合、数か月単位の時間が必要です。1週間休んで戻らないからといって、自分を責めないでください。回復の速度は、負荷がかかっていた期間の長さに比例します。

休職という選択肢を知っておく

辞める前に、休職という制度があります。知らないまま退職してしまう人が少なくありません。

流れとしては、医療機関で相談し、必要な書類を用意して会社に申し出ます。期間や条件は会社ごとに違うため、就業規則を確認してください。条件を満たせば、傷病手当金を受け取れる場合もあります。

休職を経て、同じ会社の別部署に移る人もいます。辞めるか続けるかの二択で考えず、間の選択肢も検討してください。

戻るときに、負荷をどう戻すか

復帰したあと、いきなり元の担当に戻ると再発しやすくなります。段階を踏んでください。

最初は、担当する範囲を限定してもらいます。次に、決裁の範囲を明確にします。そのうえで、残業の上限と相談相手を決めておきます。

この3つを書面で残しておくと、周囲の認識もそろいます。戻る条件を曖昧にしないことが、再発を防ぐいちばんの方法です。

限界に近い人が、見落としがちなこと

つらい状態が続くと、判断の基準そのものが下がります。周りから見れば異常な働き方でも、本人は普通だと感じてしまいます。

そのため、外の基準を持つことが大切です。他社の平均残業時間、同じ職種の人の働き方、家族から見た自分の様子。第三者の視点を入れると、いまの状態が見えてきます。

判断に迷うときは、家族や友人に率直に聞いてみてください。自分では気づけない変化を、周りは見ていることが多いものです。

相談できる先を、あらかじめ決めておく

限界に近づいてから探すのでは間に合いません。元気なうちに決めておいてください。

  • 社内の相談窓口や産業医の有無
  • 自社の上司以外に話せる人
  • 家族や友人など、社外の相談相手
  • 通える医療機関
  • 転職の相談先(求人を見るだけでも可)

1つ目は、制度としてあるのに知られていないことが多い項目です。就業規則や社内の案内で確認しておいてください。

回復したあとに、同じ状態に戻らないために

一度戻っても、同じ環境なら同じことが起きます。条件を変える必要があります。

確認したいのは、残業の上限、担当の範囲、決裁の権限、相談できる相手の4点です。この4つが改善しないなら、環境そのものを変える判断が現実的です。

体調を守ることは、長く働くための投資です。無理を続けても、良い結果にはつながりません。

まとめ

SEが病みやすいのは、あなたが弱いからではなく、心の休まらない仕組みが重なっているからです。倒れてから考えるのが、いちばん選択肢が少なくなります。つらさが続くなら、まず専門家に相談してください。

つらさが限界に近いときのポイント
  • 不調が2週間以上続くなら、先に医療機関か産業医へ
  • 病みやすいのは、納期・責任・障害対応・否定だけが返る仕組みのせい
  • 体と行動のサインを見逃さない
  • まず休む・紙に出す・優先順位で交渉する
  • 力を抜くところを決めるのは、長く働くための技術
  • 環境を変えるかは、元気が残っているうちに考える
読者の方

少し休んでもいいのかな、と思えてきました。

ぼく

休んでいいです。判断はそのあとで大丈夫ですし、しんどさが続くなら早めに医療機関を頼ってください。

今日はまず、眠るところからで大丈夫です。

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